知覚と精神を切り離して考えよう
知覚は滑らかで、精神は揺るぎなく
というスローガンを思いつきました
馴染みのない方には知覚と精神は似たもののように感じるかもしれませんがこれは全く別物です
知覚とは言ってしまえば世界の全てです
いきなり訳が分からないと思われるかもしれませんが(^_^;)
実は固いものがたくさんあるこの世も全ては知覚があるだけなのです
精神は意識や知覚に比べるとまだ分かりやすい存在です
これは肉体の延長にある手足のようなもので、肉体を覆うヴェールのようなものです
チャクラとチャンネルを通じてそれは働きます
知覚も精神も訓練を行うことで柔軟な働きをするようになるのです
あたかも、筋肉トレーニングで肉体が活発になるように...
知覚は集合点の移動(固定)が全てです
精神は訓練となるとさっきとは逆で割合複雑です 何度か説明しましたが忍びより等が精神のコントロールに入ります
忍びよりとは自分自身を管理することで、
非情、狡猾、忍耐、優しさという4つの側面をもった平常心、平常状態を維持することです これはまた沈黙の力とも呼ばれる力を発揮する元となります
注釈が入りすぎてどうしても長くなってしまいましたが、どれも重要なことです
何度も覚えなおして、目的をしっかり持ちましょう
呪術の本質を諭す1つの言葉
沈黙の力 p204
ドン・ファン「呪術に手順はないとわしはいつも口を酸っぱくして言ってきただろう 方法も無ければ段階もないんだ 問題になるとすればただ1つ集合点の移動だけだ。それに手順を踏んだ所で移動は引き起こせない。まったくひとりでに起こることの結果なんだからな」
内省の鏡ー自我は自分で壊すことができますが、呪術や魔法の一連のテクニックはただ水が流れるように自然に起こるだけで(重力法則の秘密)自力で何かしようとしているのではないということです
例えば「輝く光を見つけよう」だとか
「完全な沈黙を実現しよう」だとか....
にも関わらず「目的」は必要なのですが..........
性エネルギーで夢見る
今回は私達(夢見る者)にとってかなり重要な話のようです
夢見に必要なエネルギーの1つは性的エネルギーです 人間はそれを使って”セックスをするか””夢見を行うか”という2つの選択肢が与えられています この力がコントロールできなくて自慰に耽っていたりした場合夢見を行うことは不可能なようです
因みに私は童貞ですが、ドンファンは23で一度死に家庭を得るまで童貞だったようです
カスタネダは2人の彼女と同時に付き合っていた時期があるようで多分童貞ではないでしょう
呪術師の飛翔では自己憐憫に耽る女呪術師(キャロルだったかな..)が処女を映画館のスタッフルームの弱々しい男で捨てようとする場面がでてきます
この性的エネルギーは重要なものに見えませんがかなり重要なようです 少なくとも明晰夢....夢見においては
沈黙の力p59
ドンファン「この世界からわしの性のエネルギーが自由になってはじめてすべてが落ち着く所へ落ち着いた。それが夢見る者の規則なんだ。忍びよるものはそれとは逆だ。わしの恩人エリアスは普通の人間としてもナワールとしても確かに救いようのない好色漢だった」
この分類方法は中々使えますね
禁欲的なのが『夢見る者』
好色漢、性的に奔放なのが『忍びよる者』
...あなたはどちらでしょうか?
(助手やナワールのように他の分類もありますので一致しなくても心配しないでくださいね)
呪術師や魔法使いが履歴を消すのは何故か
これには明確な理由があります
彼らは自分自身を”抽象に還している”のです
「他人が自分の姿をどう形造っているのか」
この部分が抽象的であれば、その部分を焼き物のように形造ることができるからです
神秘という言葉は真理を指し示しています
それは”抽象的”という言葉に置き換えることもできるでしょう