アキラの精神世界

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呪術と夢見ーイーグルの贈りもの まとめその3

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こんにちはアキラです 呪術と夢見まとめの第三回目です
ここの内容は複雑です 特にしないことの訓練は必要な道具も多いので中々実践することはできません イーグルに関する文章は見逃せないほどの神秘を秘めています
飛ばすこともできないので、雑多な感じがしますが 根気よく読み込んでいきましょう

 

忍び寄るものたち

忍び寄るものたちは日常世界の前面にでている
彼らはビジネスマネージャーであり、人々を扱う
出来事は忍び寄るものたちを通して進行する

夢見るものたちが夢見の実践者であるように
忍び寄るものたちは管理された愚かさの実践者なのだ

夢が夢見の基礎であるように
管理された愚かさは忍びよりの基礎なのだ

第二の注意力の到達点は夢見であり
第一の注意力の到達点は忍び寄りである

自分の支配力というのは幻想に過ぎない
普通の人々がすることは完全な愚である

管理された愚かさというのは
人々の愚かさとイーグルの言明という終局性を繋ぐ唯一のものである

 

戦士は物事に執着しない
執着するということは攻撃の標的となる所有物を抱えているということを意味する

 

規則は自由への手段である

ドンファンは自分自身や運命に身を任せ失敗を受け入れた 
彼は心のそこから意識を強めた事を誇りにもち幸せに思っているとイーグルに告げた イーグルとしてはそれで十分に良かった
そうして彼らは第三の注意力へ入った 彼らは自由への通路を見出した

 

忘れること

忘れることは困難な挑戦である

仲間と再結集すること 師なしで再出発すること
2つを要求は大変難しい

忘れることというのは本質的に自己の全体性を獲得することである

 

輝く卵

輝く卵は内部にあるロウソクのような輝きを守るための殻である
輝きは核から放出されている
殻はそれを守るかわりに輝きを遮り弱めている
殻を破るということは人間の形をなくすということであり
もう一人の自分を思い出すことであり
自分の全体性へ到達することだ 

 

ダブルの女 

二重性をもつ女はほとんどいない 彼女は極めて控えめで臆病のようでさえある
男はそれよりは多いが、多くは自分の人生に満足しており捕まえどころがない
(彼らは人生の目的を見つける、という必要がない)

 

本当の謙虚さ

成功する可能性がほとんどない事を悟るとき、戦士はこのうえない謙虚な状態になる
女達はこの謙虚さを得ても何も変わらなかった ドン・ファンはそれに非常に驚いた
女達は自分の運命を不安に思ったり塞ぎ込んだりはしなかった
女達ははじめから自分たちに資質があるとは思っていなかったのだ
これらの理由から女たちは自分たちが無力であることに気付いても、落胆したり気落ちするはずがないのであった

また、女は男に欠けている固有のバランスをもつ

 

 普通の人の波動も変化している

人は異常なストレスを持つと高められた意識状態からごく普通の状態へ移ったり
その逆に普通の状態から高められた意識状態に移ったりする

 

 しないことという訓練

シルビオ・マヌエルがカスタネダとラ・ゴルダに施した訓練に
しないこと というものがある 彼はこの訓練を通じて2人をイーグルとの衝撃に耐えられるようにした そして未知の世界がれっきとした現実であることを実感させた

しないことは3つの基本的な訓練からはじまる

1.膝を立てて木箱のように密閉された箱の中で過ごす
2.体を丸めて犬のように地面に横になること これも同じ効果がある 左側を下にし、目を閉じたまま一晩過ごすと良い
3.革具によって宙吊りになると、意図を開かせる事ができる 私たちは動くことのできる木である 地面に根を張ってはいるがそのエネルギーは移動可能である 私たちは地面から開放されることはない

 これらの修行は別の世界を扱うことに関連している

 

第二段階のしないこと 

1.霧の壁をみつける
2.霧の壁は視界の右側に固定されているので、視界を回しても霧の壁が回転しないようにする

霧の壁の向こうを旅する、という訓練を通して、私たちの存在性の全体に永久的な変化が訪れる
壁の回転を止めるためには、意図が鍵となる 意図の特別な側面をあつかうことによって霧の壁が回転を止め、観察できるようになる

霧の壁の中にある世界は、現実と同じようにリアルな世界である

カスタネダ達は何度もイーグルの足元に身を置くことによって
第三の注意力と慣れ親しむようにした
荒れた砂丘への旅、黄色い蒸気のような霧の壁の中を旅することは
第三の注意力の衝撃に耐えるようになるためである

 

力の場所

 力の場所というのは世界がそのかたちを失うのを防いでいる一種の天蓋に開いた穴である
第二の注意力を充分に集めている限り、力の場所は利用することができる
イーグルの存在に耐える鍵は自分の意図の潜在力である
意図がなければ、そこには無しかない
イーグルはこの無を利用して人間が死んだとき生命力を完全に搾り取る
この無の圧力に耐えうるには意識を使うしかない
人が無の中へ持っていけるのは意識のみだ 

訓練すれば誰もが自分の意図を延長させられるようになる

意図とはなにかということを言葉で説明することはシルビオ・マヌエルという熟練の呪術師にもできなかった

 

右側の意識と左側の意識

 右側で学ぶことは、通常の意識状態に関係している
 それは「人間には隠されたもうひとつの意識がある」
 ということを理性で理解させようというものである


 左側で学ぶことは 高められた意識に関係している
 それは第二の注意力を扱うことである

 

宇宙全史の左右

宇宙全史では右側と左側にスペースが区切られています
おそらくこのことには様々な意味が含まれていると思いますが
その1つはこのカスタネダが受けた訓練の様式と類似のものであると推測することができます
つまり、私たちは宇宙全史の左側で陰胎のことを学び 右側で陽胎のことを学ぶということです

 

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 人間の2つの側面は完璧に分離されていて、その境界を壊して自由に行き来できるようになるにはとてつもない訓練と決意が必要である

 今という時間が最後かもしれない それゆえ、私たちは一瞬一瞬必死に生きなければならない

 

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またかなり長くなってしまいました
この辺りは相当に複雑で重複もしています
省いてしまいたい部分もありますが、ところどころに外せないような重要なキーワードが散りばめられているのでそれもできません

内容はその4に続きます