こんにちはアキラです
今日は「呪術の彼方へー力の第二の環」から抜粋です
夢見の修行の1つに「見つめる」というものがあります
この修業は夢見る者には必須のようです
やることは単純で「物体の細部を何時間も見つめることで第二の注意力を呼び覚ます」というものです
【手順】
・体は完全にリラックスさせること
・天然繊維のクッション等を用意し、座る
・視線は固定してはいけない(見つめるものを疲れさせないため)
・ゆっくりと眼球を反時計回りに、(頭を動かさずに)回しながら対象を細かく見る
なんだか逆にわかりにくいですね 【座って、対象を細かく見る(視線は固定しない)】これだけなんですが
【谷を見つめる】
1.帽子のふちで余分な陽の光を遮り、必要最小限の光だけを目に入れる2.まぶたを半分閉じる
3.まぶたの開け具合を一定に保ち、目に入る光を一定にする
4.まつげを通る光線の網目を通して、対象を背景の中で分離する
【対象物】
1.小さな植物→2.樹木→3.昆虫→4.岩→5.雨・霧→6.雲・遠くの空→7.火・煙り・影→8.星・水
対象が難しいものであるほど引き出せる力も強力なものになるようです
第二の注意力が引っかかると、対象にこげ茶色の点が見えるようになります 第二の注意力をつかまえるためには、訓練を重ねるしかありません
一度、第二の注意力をつかまえたら、あとはそれを大きくするだけです
何度も見つめたり、夢見をしたりしていきましょう
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ラ・ゴルダ
カスタネダのファミリーの1人、ラ・ゴルダはドン・ファンの指示により
1日中枯れ葉を見つめるという修行を行っていました 1日中枯れ葉を見つめることで、思考が穏やかになりトナール(第一の)注意力が穏やかになります。そうすることで第二の注意力が活発になるスペースが生まれます
彼女は、ある日、用意されている枯れ葉が、毎日違うものであることに気が付きました
ラ・ゴルダはこの修業を1年かけて行い夢見の中で両手を見つけることができるようになりました。そして、更に4年かけて世界を止めることできるようになりました 第二の注意力に入るためには世界をとめる必要があります 世界を止めるとは思考を完全に停止させ、第二の注意力を呼び覚ますことです 思考を停止させるには、見つめることが効果的です
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分からないこと
重要な内容ですが、この言葉は分かりません
「枯れ葉の図案を夢見る(または 枯れ葉の図案を見つける)」
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重要な言葉達
p329 「自分の第二の注意力をつかまえる前に、夢見るものは見つめるものにならなければいけない」
p330「ドン・ファンは枯れ葉を見つめることと、夢見の中で両手を捜すことを結びつけた」
p331「夢見るものが世界の止め方を知ってしまえば、ほかのものも見つめられる。形を無くしてしまえば、何にでも入っていくことができる」
p334「遠くと雲を見つめることで、努力しなければならないのは、自分の第二の注意力を見つめているもののところへ行かせることだ。そうしてとてつもない距離を行き、雲に乗るのだ。」
p343「見つめることと夢見は平行していく」
p343「影の夢見を進めるために、ずいぶん影をみつめた」
p341「ドン・ファンの呪術の本質的な特徴は、自分の中の対話をとめることだ」
p341「自分のなかの対話をとめる=トナールの注意力を切り離す」
「自分の中の対話をとめれば、世界をとめることにもなる」
「第二の注意力が焦点をあわせたとき、世界が止まる」
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とりあえず今日は30分ほど「見つめる」という修行をやってみましたが、たしかに思考が穏やかになるようです 刺激的なこと(ゲーム等)にふける気持ちがほとんど無くなりました これは効果がありそうです
ただし、内容がまだまとまっていないので、もう少し推敲していきたいと思います(かなり複雑ですね...)
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何時間も何時間も枯れ葉を見つめてみてください
私は枯れ葉が用意できないので、公園の木にしました
公園ですので昆虫も草花もあります
では、頑張りましょう