アキラの精神世界

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呪術と夢見ーイーグルの贈り物 まとめ その2

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こんにちは まとめその2です
ここでは意図や意志が説明されています
この概念は中々難しくて何度読み返しても理解できません

是非、自分の言葉でも説明してみてください
余談ですが声にだしたり文章に書いたりしてアウトプットすることは
高い学習効果があります

・・・

意志

意志とはエネルギー源であるからだの輝きを最大限にコントロールすること または戦士の生活に不意にやってくる状態 完璧な静寂、恐怖、深い悲しみといった瞬間のあとに意志はやってくる これは暗闇のような瞬間であり、内的対話を止めた時以上に静かな瞬間である

この暗闇や沈黙が、第二の注意力に命令を下して意図を産み出す

意図と意志は結び付けられている

意志というのはとても静かなものである
人間はそれに気づくことができない

意志というエネルギーはもう一人の自分に結びついている
(おそらく夢見のエネルギーボディのこと)

もう一度くりかえすと、『意志とは第二の注意力を完璧にコントロールすること』
だと言える

夢見の体を打ち出す

夢見のエネルギーボディは弾丸のように打ち出すことができる
それは非常にゆっくりとした速度で体から撃ち出される
夢見の体は食べたり、飲んだりするという『意図』を扱えない
逆に、体を消す意図を扱うことはできる (壁を通り抜けたりすることができる)

意図

意図というのはどこにでもあるものだ
世界をつくっているのは意図である
人間も動物の意図の奴隷である
私たちは、それの思うがままに動かされている
それは私たちを死にさえ向かわせる
戦士達は意図と友人である
それを支配下に置くことさえある

空を飛びたいのなら、飛ぶ意図を呼び出さなければならない
人間はそういった力があり、それは十分に実現可能なことである

意図にはそれ自信の欲望がない
意図の熟練者であるシルビオ・マヌエルという男は自分の欲望というものをまったく持っていなかった 彼は手のひらから物質を産み出すことさえ行えたが、それは自分の欲望のためではなかった そうすることはできなかった

巨大な黄色い蒸気の層

意識が高められている時に、第二の注意力がもっとも鋭い状態にあると巨大な黄色い蒸気が見えるようになる

これは常に視界の右側に存在してあり、さらに力を高めなければ固定することができない

熟練した戦士はこの霧を固定し、この中に入っていくことができる

カスタネダは先頭ではない

カスタネダは彼の呪術師のグループ 8人の女戦士 3人の男戦士 4人の世話人を代表するグループのリーダーであるナワールである
一家は16+1が基本{=8+3+4+ナワール+女ナワール})

しかし、本当の先頭は彼ではない 作中でも名前をほとんどあかされることはほとんどないが、彼と対になっている女ナワールが存在している

彼女は規則として先頭のドン・ファンの集団と一緒に行動しており
その体は完全にトナールではなくナワールの世界に在る

彼女に誘導されて、地上の戦士たちを導くことがカスタネダの本当の仕事

夢見の世界

夢見の世界は3つに分類することができる 1つは記憶の再演 2つは自分が体験した出来事の再考 3つめは訪れた瞬間に私たちが目にするとおりに存在する領域へ実際に行くことと表現される
これは【知覚に沿った領域】や【知覚する通りの世界】と言えるのではないだろうか

カスタネダは夢見の中で何度もチョコレート色の毛をしたサーベルタイガーを目撃するラ・ゴルダは「夢見の剣歯トラはどこかにいるわ でもそれがどこかは絶対にわからないの なぜ忘れたとか、なぜ思い出したとかは、説明することはできないの」と彼に語った

カスタネダは彼女と共に夢見をすることで、実に2年もの歳月をかけて、ドン・ファンの世代の呪術師と行った左側の意識での体験を詳細に思い出して行ったのである

 

左側と右側

人間というのは2つに分けることができる つまり右側と左側である
右側であるトナールは知性が認識できるあらゆるものを包み込んでいる
左側であるナワールは記述することが不可能な領域である

左側は言葉で表現することができない
もしそれをするならば、物語のように全体で表現し、理解するしかない

私たちは2つにわけられ、全てが体のなかにある

意識が左側にあるときは、物事を直感的に理解することができる
ここでは行動のあらゆる側面に準備段階が必要なくなる
日常的に行われている思考のプロセスが省かれる
凄まじいスピードで物事は前進したり後退したりする

つまり、【事後認識】を得ることができるようになるということ
あらゆるものが大きな1つの存在として認識できるため物事を配列として分断したり細かく分けたりすることができなくなる

思い出すということは、右側と左側を統合させる作業である
ふたつの違った知覚形態をひとつの統合体にまとめている

2人はドン・ファンとの会話をまるで今体験しているかのように再構築することが出来る 彼らが思い出していることは、今ここで起きていることだという

重要な豆知識

・ ごく単純なものから複雑なものまで、呪術の能力、可能性、実行というものは全て人間のからだそのもののなかにある

・本当の自分を受け入れれば、怒りからも開放されることができる

・夢で見ている世界は、この宇宙のどこかに実際に存在している

・生命のもつあらゆるものの運命を支配している力はイーグルと呼ばれる
 イーグルは人間の行動を気に留めたりはしないが、それでも自由への道を与え続けている(宇宙全史ではイーグル=集合魂と定義される)

・人間は左側の意識に過大な評価を与えてはいけない その明晰さや力に溺れてしまうのは愚かなことである 逆にいえば意識が左側にあるからといって、即座に愚かさから開放されるわけではない それはたんに知覚の拡大、理解と学習の拡大、忘れるという能力が拡張されているだけに過ぎない

・道端の石ころも、自分も、同じくらい 何の価値もない
 (この言葉は自我にとって非常に都合のよい言葉である 勘違いしないように注意しておきたい)

・疑問を持つことは第二の注意力を低下させてしまう
 ありとあらゆるものごとを疑う注意深さは、身を守る効果をもたらす
 生きていくために自我をある段階まで発達させることは必要である

・夢見が確実に遂行されていくと、超然とした態度が完全に身につくようになる

・・・

この文章は主に第二章ー夢見の技術より

「人間のかたちをなくす」「意識の左側と右側」からまとめられています

最後のTIPSはできれば個別に項目を設定して詳細に考えていきたい言葉ですが
時間がないのでそのまま書き記しています

例えば「夢でみている風景が、実際に現実世界のどこかに存在するリアルなものである」

ということは真剣に考えなければならない要素だと思います
これを宇宙全史風に言えば【物質波動が違うので認識できない】という感じでしょうか

私たちと同じ世界(物質波動)にあるわけではありませんが、幽体と同じようにこの世界に存在しているということです

・・・

ほかにも「人間は石ころと同じように世界に配置されているだけ」ということも
記事を1つ書き起こさなければいけないほど重要なことだと感じます
しかし、あまりにも意味が漠然としすぎていて、中々把握することが難しい概念だとも思います 自我はおそらくこの言葉を自分を卑下することに使おうとするでしょう

「俺はダメなやつだ」とかそんな感じですね これはそういった意味ではなく
全てが平等に存在しているだけ、だと説明しているのだと思います

ある覚者は『道端の花の中に悟りを見つけることができる』と仰っています
おそらく知識ではなく本質的な体験として平和が在るのだと思います

・・・

色々と考えていきたいところですが、今日はこのくらいにしておきます

ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました
次回もう一度呪術と夢見についてまとめていきたいと思います