沈黙の力 まとめ5
こんにちは 今日はまとめ第5回目です
4章の内容があまりにも多いため、1回でまとまり切れませんでした
この本は何度も読んでいますがいまだに消化しきれません
本当にカスタネダは良い本を書きました
・目の輝きと視線について
まず大前提として、呪術師は目の輝きと視線を重要視する
目というものは意志と直接結びついている
集合点が動いていく場所は特定の目の輝きによって示される
呪術師の目はそれ自身の記憶をもっているため、どんな場所でもそこに関連した特有の輝きを呼び起こすことで、その記憶を蘇らせることができる
矛盾して聞こえるかもしれないが、実は日常生活の世界と目の間にはごく表面的な繋がりしか無く、より深い繋がりは抽象との間にある
それらは自分の目の輝きを使って集合点を動かし、思うがままに想起できるという意味でもある
生きとし生けるものの目は他の生物の集合点を動かすことができる 特にその目が世界ではなく、意志の上に注がれているときには
よい狩り人は目で獲物に催眠術をかける
憐れみの無い場所とは、ある特定の集合点の場所である そこで、非情さが生まれる
憐れみの完全な欠如こそが、非情さの正体である
会話というのは人を想起に導くためだけに用いられるものだからだ
一度集合点が移動すれば、経験したことの全ては蘇る
呪術師の行うことは、すべて彼らの集合店の所産であり、またその動きは彼らが自由にできるエネルギー量によって左右される
どんな人間の中にも沈黙の知という誰もが直観できる暗く巨大な湖があるのだ
直観をこえていくために必要なのは
第一に集合点の存在を理解すること
第二に集合点を移動させることである
より短くまとめるなら、知覚の内容は集合点の位置によって左右されるということである
2重性というのは、集合点のあたらしい位置からみた光景のことだ
言葉では説明することのできない沈黙の知 こそが意志であり、精霊であり、抽象なのさ
集合点が移動することは、死ぬことに似ている
自分のなかのあらゆるものがバラバラに切り離され、それから大きな力の源と結合し直すんだ
この時のエネルギーの増幅作用が身を切るような不安感として感じられるのさ
このときできることは、ただじっと待つことだけだ エネルギーの噴出は自然と止まっていく
昔の人類は、おそらくもっと深いところで沈黙の知と繋がっていた
しかし理性が強くなるごとに自我が発達し、人類は沈黙の知との繋がりを失っていった(P191のこの文章は大変重要なポイントだと思います)
魔眼などと言われるように、魔術と目は大変強く関連付いています
私はこの辺りの話はあまり詳しくなく、まだまだ消化しきれていない内容が沢山あります こうしてブログに内容を書き起こすのは、その知識の漏れを防ぐためです
もう3回は読みましたがこの辺の内容は本当に難しいと感じます