沈黙の力 まとめ6
こんにちは 沈黙の力まとめ再開です
後半部分も非常に大事な内容が書いてあります
しかし、難解で理解し辛いので注意して下さい
女と一緒になったことがないという事実が、若い頃のドンファンに力と我慢強さをあたえていた
集合点の移行の効果は蓄積していき、理解してようといまいと、この効果は自分の上に重くのしかかってくるのだ
北へ行きたい 女と一緒になりたい この2つの気持ちをかかえてドン・ファンはナワールの家を跡にした
非情さというのは超然とした感覚として感じられる
抽象的な目的が、人間を精霊に導くのだ
過去の記憶を細部まで想起することは、すばらしい効果をもたらす
死を望んではいけない。それがやってくるまで待つんだ。
確実性というのはとても高くつく それを得るために呪術師は命を賭けなければならない時もある
呪術師は世俗の人々と交わる橋を築いてはならない 人々がそれを望むならば彼らの方から呪術師と橋を架けなければならないのだ。
呪術師は誰にも近づかない 特定の人物を探すということはしないのだ
呪術師は全力を尽くし、そのあとは自責の念に駆られることも後悔することもなく、気を楽にして結果を精霊にまかせる
呪術師がもつ自由への切符とは死のことだ
彼らは命を対価に自由への切符を手に入れた
沈黙の知とは集合点の普遍的な位置であり、昔はそこが人間の通常の位置だった しかし、ある理由で人間の集合点は理性の位置に固定されてしまった
人間の全体がこの新しい位置を体現しているわけではない 私たちの大多数は集合点を理性そのものの位置にきちんとおかれたわけではなくそのすぐ近くに置かれたのである 同じことが沈黙の知の場合にもあてはまる
憐れみのない場所は沈黙の知の先駆けであり
また関心の場所と呼ばれる場所は理性の先駆けなのである
理性の選択ではなく、沈黙の知から得られる選択に進むべきである 例えその選択が不合理なものにみえたとしても
死というものが苦しみに満ちているのは病気で床についているときだけだ 命をかけた戦いの中では苦痛は感じない 何かを感じとるとしたらそれは喜びだ
人間と呪術師の違いは死の訪れ方にある
死は呪術師や戦士に訪れる時のみ、優しく甘い
瀕死の重傷を負うことがあっても苦痛を感じないのだ
更に必要ならば死はみずからを棚上げにする
彼らの世界では死は回避できるものだが、言葉や決定は取り消すことができない
奴(ジャガー)は考える事ができない ただ知っているだけだ
幼少の頃に植え付けられた うぬぼれと敗北
私たちの根本的な形質が理性対沈黙といった形で説明されています
それによると太古の人間は近くを沈黙の知の位置に持っていたようです その場所に到達するためには、何よりも 憐れみ(自己憐憫)を克服することが必要で、憐れみのない場所から沈黙の知の場所へ至ることができます
理性というのは場合によっては弱い選択肢です
カスタネダは荒野でジャガーと戦う時に理性ではなく沈黙の知を選択する時間と機会を与えられました
カスタネダは幼少の頃、足の早い警官によって決定的な敗北を与えられました この記憶は彼を一生捕らえ続け、挫折感と失意によって力を奪い続けていたのです
このことは彼のうぬぼれと関連付いていました
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夢見のために反復をしよう
反復の繰り返しは夢見においても効果的なことです
また数少ない確実な修行でもあるため、精神世界に素養のない人達にもおすすめです