アキラの精神世界

明晰夢 瞑想 宇宙全史 など

呪術の本質を諭す1つの言葉

沈黙の力 p204

ドン・ファン「呪術に手順はないとわしはいつも口を酸っぱくして言ってきただろう 方法も無ければ段階もないんだ 問題になるとすればただ1つ集合点の移動だけだ。それに手順を踏んだ所で移動は引き起こせない。まったくひとりでに起こることの結果なんだからな」

 

内省の鏡ー自我は自分で壊すことができますが、呪術や魔法の一連のテクニックはただ水が流れるように自然に起こるだけで(重力法則の秘密)自力で何かしようとしているのではないということです

例えば「輝く光を見つけよう」だとか

「完全な沈黙を実現しよう」だとか....

 

にも関わらず「目的」は必要なのですが..........

性エネルギーで夢見る

今回は私達(夢見る者)にとってかなり重要な話のようです

 

夢見に必要なエネルギーの1つは性的エネルギーです 人間はそれを使って”セックスをするか””夢見を行うか”という2つの選択肢が与えられています この力がコントロールできなくて自慰に耽っていたりした場合夢見を行うことは不可能なようです

 

因みに私は童貞ですが、ドンファンは23で一度死に家庭を得るまで童貞だったようです

カスタネダは2人の彼女と同時に付き合っていた時期があるようで多分童貞ではないでしょう

 

呪術師の飛翔では自己憐憫に耽る女呪術師(キャロルだったかな..)が処女を映画館のスタッフルームの弱々しい男で捨てようとする場面がでてきます

 

この性的エネルギーは重要なものに見えませんがかなり重要なようです 少なくとも明晰夢....夢見においては

 

沈黙の力p59

ドンファン「この世界からわしの性のエネルギーが自由になってはじめてすべてが落ち着く所へ落ち着いた。それが夢見る者の規則なんだ。忍びよるものはそれとは逆だ。わしの恩人エリアスは普通の人間としてもナワールとしても確かに救いようのない好色漢だった」

 

この分類方法は中々使えますね

 

禁欲的なのが『夢見る者』

好色漢、性的に奔放なのが『忍びよる者』

 

...あなたはどちらでしょうか?

 

(助手やナワールのように他の分類もありますので一致しなくても心配しないでくださいね)

 

呪術師や魔法使いが履歴を消すのは何故か

これには明確な理由があります

 

彼らは自分自身を”抽象に還している”のです

 

「他人が自分の姿をどう形造っているのか」

この部分が抽象的であれば、その部分を焼き物のように形造ることができるからです

 

神秘という言葉は真理を指し示しています

それは”抽象的”という言葉に置き換えることもできるでしょう

 

分かりそうで全く分からない『意志』の話

沈黙の力P11

この宇宙には測り知れない言語に絶するひとつの力が存在しており呪術師たちはそれを意志と呼ぶそして宇宙全体に存在する万物は例外なくある環によって意志に結びつけられている。戦士の関心事はその環を語り理解し利用することである。彼らは取りわけ日々の些細な心配事によって環が鈍らされるのを防ぐことに気を使う。つまりこの段階での呪術は意志に繋がる自分の環をきれいにするための手続きであると定義づけられるだろう。この”環を綺麗にするための手続き”を理解し実行に移すのは途方もなく難しいことだとドンファンは強調した。

 

続く

 

これだけでも相当難しいですね