アキラの精神世界

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カルロス・カスタネダ 沈黙の力

こんにちは カスタネダの著書の中で時の輪を除く11冊を読み返しています

今回は2冊め。沈黙の力です。

 

ドンファンの教えー分離したリアリティーイクストランへの旅ー未知の次元ーイーグルの贈り物ー力の第二の環ー夢見の技法ー意識への回帰ー沈黙の力ー無限の本質】まとめ本→時の輪

 

1.呪術の定義は知識が増す毎に変わってくる→(エネルギーを貯める事で手の届かなかったエネルギーフィールドが扱えるようになること)
2.この宇宙には測り知れない言語に絶するひとつの力が存在しており、呪術師たちはそれを意志と呼ぶ
3.ナワールは並外れたエネルギーを持った人間である。形としては4つの輝く光球の重なりとして見える。
4.ドンファンの教えの体系は左側と右側の2つの教えに分類される
5.意識の統御

 a.宇宙は光の糸に似たエネルギーフィールドが無限に集積したものである。
 b.これらのエネルギーフィールドは”イーグルの放射物”と呼ばれイーグルと呼ばれる途方もなく巨大な源から放射される
 c.人間もやはり宇宙と同じ様に光のような無数のエネルギーフィールドから成っている両腕を横に伸ばした人間のからだの大きさの光の球として顕れる。
 d.このうちのごく一部が球の表面にあるひときわ眩しい一点によって光をともされる

 e.そのわずかな一部のエネルギーフィールドが球の表面の眩しい一点をとりかこみ光を伸ばして球の外側にある同一のエネルギーフィールドを照らす時知覚が生じる。知覚可能なエネルギーは先の一点によって光をともされたものだけなのでこの点は”集合点”と呼ばれる
 f.この点は移動しうる。集合点が新しい位置に移り新しいエネルギーフィールドを照らすこと。これが見ることである。
 g.集合点が移動すると別世界を知覚することが可能になる。
 h.意志は知覚を引き起こす力である。意志が圧力をかけ侵入する結果として知覚するのだ。

 

6.忍び寄りとは振舞いをコントロールすることである。
7.呪術師たちは参照の基準を得るために過去を振り返る
8.精霊は私たちに3つのサイン連続した3回の顕示を与える
9.呪術師には物事を直接に理解する感覚がそなわっている。
10.直感とはわれわれと意志との間で環が活性化した状態にあるということだ
11.叡智の鳥、自由の鳥、自由への献身
12.男のナワールであるドンファンのペアの女ナワールの名前はタリアである。
☆13.ゆっくり体を癒やしたければうつ伏せになって顔を左に向け足をベッドの縁から出した状態で眠ることだ

 14.呪術師の物語は意志の建築物を表している
15.戦士は同情というものを感じることができなくなっている。もはや自分を憐れむ気持ちを持たないのだから
16.自己憐憫という推進力が無ければ同情など意味のないものだ。
17.抽象とふれあうことで、戦士はうぬぼれの気持ちに打ち勝つことができる
18.ナワール・エリアスは孤独な夢見るものとして言ってみれば無窮のゴミ捨て場をあたりに誰も居ない時を選んで訪れた

19.彼は性エネルギーは夢見に利用されると信じている。
20.私たちが夢を見ている間集合点はゆるやかに自然に移動し続けている
21.性エネルギーを無駄に浪費していると、正気を失いひどい結果を招きかねない
22.私たちは性エネルギーを使ってセックスをするか、夢見をするかのどちらかだ
23.この世界から自分の性エネルギーが自由になってはじめてすべて落ち着くところへ落ち着く。それが夢見るものの規則である
24.忍び寄るものはそれとは逆だ
25.知というものはそれを説明する言葉無しに存在しうる
26.知と言語は互いに完全に分離している
27.精霊について語る方法はなく、精霊は体験するより他ない
28.呪術師は抽象と出会う時、それについて考えたりそれを見たり触ったりその存在を感じたりはしない
29.植物の戦士たちの話(ドンファンの家に住み、彼らの旅に着いていった植物たちのこと)
30.形のない刺すような痛み、言い表すことの出来ない何かへの憧れ、機会を逃してしまったという単純な怒り
31.マジックというのは自分の集合点を移動させることで、自分の望むどんな姿でもなれるということ
32.集合点が動くと世界に対する人間の知覚もそれに応じて変化する。
33.未知を前にしたとき人は黙って従うしかない
34.忍び寄りの技術とは変装のおかしな点を全て学び尽くすことだ。それを十分に理解すれば誰もお前の変装には気付かなくなる
35.高められた意識状態はいわば跳躍板のようなものだ
36.今この瞬間、人間は無限へと達する手段を手にしている。
37.自分自身の内部に封じ込められていることばを導き出すのを許されているのは自分自身だけなのだから
38.人間の型にはまった振舞いを打ち壊すような振舞いは我々の存在全体に異常な効果を及ぼす。そして、この効果は累積していく。
39.内省の鎖を断ち切ることだ
40.我々の考えることや言うことの一切は集合点の位置に左右されている
41.女には永遠に高められた意識に居るということも可能である
42.詩人の与える美がその衝撃が忍び寄りなのさ
43.生とは死が私たちに挑みかかる際にその手段にするプロセスのことだ
44.想起は集合点を移動させることと関係している
45.魔法につかまえて貰うために必要なのは頭の中から疑いを消し去ることだ。疑いがなければどんなことも可能になる
46.治療師が魔術を使って人を治す時、彼女の扱いきれる人間の数を超えないように注意する必要があった。
47.明晰に考えるたった1つの方法は何も考えないことだ
48.想起することは、思い出すことと同じではない。
49.呪術師にとっては自分の人生を総括することが、集合点を動かす鍵になる
50.これが進むと彼らはその現場に居合わせることが可能になる
51.それが可能になるのはその記憶の中の場面と同じ位置に集合点を移動させられるからである。
52.目は意志と直に結びついている
53.人間は二重性を持つ
54.集合点が憐れみのない場所へ到達すると、合理性と常識の位置は弱まる
55.人間は理性とひきかえに沈黙の知を手放した。
56.集合点が移動することは死ぬことに似ている。自分の中のあらゆるものがばらばらに切り離され、それより大きな力の源と結合し直されるんだ
57.自己憐憫こそが人間の悲惨さの元凶であり、真の敵なのさ。
58.きびしさと変身は精霊の顕れるしるしである。
59.非情さとは残酷さではない。非情さとは平静さだ
60.本当に価値のある行動の指針としては、自己イメージの関心を制御することに尽きる
61.内省への執着は欠如として感じられる
62.誰かが私たちにうぬぼれを切り捨てなければならない事を気付かせてくれる者がいたとしたらそれこそが本物の助けだ。
63.集合点の移動こそが人を呪術師たらしめている
64.精霊はナワールと共に自らを表現する
65.私たちの内省にある、精神の世界はひどく薄っぺらいもので、その根底の秩序として働く基本概念によってまとまっているだけだ。

66.世界を停止させるとは日常的な振舞いの中に不調和な要素を持込、理性によって頭の中にカタログ化された出来事を停止させることである
67.意志が目によって意図される
68.『私はナワール・フーリアン、私の仲立ちなくしては自由へ通じる道はない』
69.自分の行動や態度を1日中どんなときでもよく考えなければならない
70.集合点の移動の効果は蓄積していく
71.抽象的な目的
72.具体的な欲求から離れていた時こそ人は豊かでありえる
73.呪術師は誰にも近づかない。呪術師は誰も探さない
74.私たちは沈黙の知の言うことをそれがどんな不合理なものに見えても気にせず実行しなければならない
75.怒りと屈辱の松明が何年も心のなかで燃えていて私の挫折感と失意はまだ拭い去られていなかった
76.呪術師にのみ死は優しく甘い
77.呪術師の言葉は取り消せない。ひとたび決定がくだされたらそれは永久にそのままである。
78.物事を変えるほどの処理された感情が意志と呼ばれる
79.生死に関わる緊張した状況は沈黙の知と理性を行き来する場合がある。
80.動物の爪を避けるために気分を害するのはとても馬鹿げているが、仲間の人間の攻撃に関しても同じことが言える。適切な身の振り方は自分自身を守るか、彼らの邪魔にならないようにするかどちらかだ。
81.抽象化するというのは、精霊に気づき、自らを精霊に対して解放すると言うことだ。
82.高熱は集合点を動かすことができる。飢え、恐れ、愛や憎しみもそうだ。神秘主義もな。それに不屈の意志。これは呪術師の好む方法だ。

83.不屈の意志とは欲望に取り消されることのない明確な目的のこと
84.2つの場所に同時に存在するということは、集合点が沈黙の知の場所に至った瞬間を記すために呪術師が利用する里程表なのだ。
85.集合点の移動が極限にまで大きくなれば、並の人間も呪術師になる。というのも移動が最大限になると、連続性が修復不可能なほどに、粉砕されるからだ。
86.本当に難しいのはエネルギーを保ち続けることだ。
87.精霊についての定義は下し難い。感じることさえできないし、話すことなどできない。
88.『溺れるドンファンは川を相手に流れに従うことしかなかった』
89.言葉の語感と意味は忍び寄る者にとってこのうえない重要性を持つ。彼らは言葉を鍵として利用する。
90.全ての人間の集合点がきっちり同じ場所にあるわけではない。
91.未知を偏愛する病的で無知な観客のひとりに堕とすことなく、真の抽象的な呪術師であれ。
92.呪術師は1時間でその強さにおいて普通の一生と同じだけのものを生きることも可能なのだ。
93.集合点はほんのわずかでも移行すれば、知覚の完全な離れ小島を作る。
94.無限から身を守るために、4つの基盤を混ぜ合わせた物を活用する(非情さ、狡猾さ、優しさ、)

95.うぬぼれは3千の頭を持つ化け物として描写される。
96.それを壊滅させるのは3つの方法がある
 ・1つ1つその頭を断ち切っていくこと
 ・憐れみのない場所まで到達すること
 ・自らの象徴的な死で怪物を瞬時にして葬り去ること

97.忍び寄りは技術である。

98.集合点を明確な場所、つまり沈黙知の場所まで移動させることが全てである。制御された移動でなければ意味がない。
99.強さは意志の1面で呪術師の目の輝きと結びついている
100.コントロールされた愚行、管理された愚かさ。
101.人類は人間性というカテゴリーで3種類に分類される
 ・秘書、助手、チームメイト
 ・意地悪で凶暴なろくでなし
 ・無関心・空想・希望的な観測に溺れるもの

102.外見も精霊から請い求められる。